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  • 卒業制作

    chashaku

    卒業記念に茶杓と香合を作りました。茶杓は久しぶりに作ったのですが、思いのほかうまく出来たと思います。たまたま見つけた壊れた熊手に使われていた竹をよく見たら、良さそうな胡麻竹で、しかも太さもいい具合だったので分解して茶杓を作ることにしました。撓め(先の曲がっている部分)を作るのが難しくてあいかわらず運任せなのだけど今回は悪くない出来だと思っています。

    kogo

    香合は少し前に作ったものです。岐阜大学の学章の形になっています。岐阜大学のイメージカラーはオレンジと黒ということになっているのですが、私には黄瀬戸と飴釉に見えてならなかったので、これは陶器で作るしかないとずっと前から考えていました。なかなかいい具合に釉薬が溶けてくれました。

    つぎは熊手の柄の部分で共筒が作れたらいいなあと思っているところです。

  • IAMAS 2013

    2月23日に IAMAS 2013 へ行った。展示そのものを見る時間があまりなかったのは残念だったけれど、目当てだったトークイベントはなかなか良くて、来た甲斐はあったと感じた。

    IAMAS 2013

    イベントの前半は池上高志・明和電機・三輪眞弘のこれまでのことの紹介で、後半が三人の討論で、そこがおもしろかった。サイエンスとは、アートとは、というような話などから始まって、とくに池上高志の話が面白く感じた(あ〜なるほど〜と共感を覚えるところが多かった)。サイエンスだとかアートだとかの違いを考えるのは楽しいけれど、ことさらに分け隔てて考えるのはダサいなと思った。

    この日は実はいろんな懐かしい人に会えたのも楽しかった。そのなかでとくにうれしかったのは、高校時代に生物を習った和田先生と話をする機会があったことだ。13年前とまったく変わっていないのがうれしかった。ぼくは変わっていたのだろうか、それともかわっていたのだろうか、なんてことを帰りの車の中で考えた。

    IAMAS 2013

    そしてとにかく驚いたのは、小塩くんに遭遇したことだ。展示を見ていたらぼくを呼ぶ声がして、振り向いたら見覚えのある女性が、そしてそのとなりに小塩くんがいた。侮れないなとおもった。

    IAMAS 2013

  • 僕は本にはさむ栞が好きだ。栞が好きになったきっかけを考えてみた。たぶん一番は、本を一気に読むことがなかったというところだと思う。もともと気が散りやすい方で、何時間も読書し続けるなんてできない。それで自然と栞をはさむようになったのだろう。それに、小学校や中学校の頃、図書館で借りてきた本は折り曲げたり書き込んだりはできない。自分で買った本でもいまだに、もったいなくて折り曲げたりはできない。そういうわけで今でもやっぱり栞をはさむのだろうなと思った。

    栞といえば、古本屋で買った本から前の持ち主がはさんだままの栞が出てくるのが好きだ。手作りの栞が出てきた時なんて最高だし、その栞にメモが残っていたりするのも、いろいろ想像が膨らんでいい。出てきた栞が妙に古臭いものだった時も、この本はいったいどんなに長い間古本屋の本棚に眠っていたのだろうなんて想像できて楽しい。しわくちゃのスーパーのレシートがはさまっているのも好きで、読みかけで誰かに呼ばれてとっさに買い物帰りの財布にレシートを見つけてはさんだのかななんて勝手に物語をつくったりしている。

  • 同期オタク

    僕は同期オタクなんだろうと思う。何でもかんでもケーブルでつないで同期して情報を最新に更新したり、ネットにつないですべての端末で情報を共有しておかないと不安になる。同期オタクの人は多分同じなのだけど、ただ同期をするだけでは満足できなくて、もっと良い同期方法を見つけなければとなぜか思っている。

    僕も色々試しているうちに、今日は勢い余ってiPhoneの中身を全部消してしまった。写真やメールなども全部消えてしまってちょっと困っている。そういうわけで夜遅くまで起きて調べて設定しなおしているうちにいくつかの方法を知った。これまでずっとiPhoneの連絡先はGmailとExchangeで設定していたのだけど、もっと楽な方法があると知った。カレンダーもExchangeではなくてGoogleというボタンから設定したほうがいいということも知った。(ただしメールはプッシュで受信したいのでこれまで通りExchangedeのほうだよさそうだ。)たしかにこの2つの方法にしたらgoogle/gmailで設定したラベルの色などの細かい設定もきちんと同期されているみたいで快適だ。でもそういう方法をみつけて喜びたいのではないような気もしていて、そろそろ同期オタクから卒業すべきなのではないかと強く感じた。