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  • 横浜トリエンナーレに行った

    先月のことだけど学会に参加するために横浜に行った。遠くの用事に出かけるときはちょっと早めに家を出て寄り道するのが定番になりつつあって、今回はヨコハマトリエンナーレに寄ることにした。

    yokohama triennale 2014

    最近は音声ガイドをよく借りるのだけど、今回の音声ガイドはとても良かった。今年のベスト音声ガイドかもしれない。ディレクターの森村泰昌本人が話しているのがよかったと思う。ほかの美術館でも、俳優に原稿を読ませるのではなくて、企画した学芸員本人が音声ガイドの声もやればいいのにと思った。

    yokohama triennale 2014

    アートビン、中のゴミが少なかった。もっと中身がいっぱい貯まっていて迫力があると想像していたのだけど、ガラスの向こうが透けて見えてしまったのは期待はずれだった。あれからゴミは増えたのかな。

    yokohama triennale 2014

    新港ピア会場の大竹伸朗の網膜屋/記憶濾過小屋という作品。頭を突っ込んでみてみるとゴチャゴチャしていてそれがおもしろかった。

    yokohama triennale 2014

    やなぎみわの移動舞台車の作品なんだけど、目に入った瞬間に小林幸子が頭に浮かんだ。やなぎみわ自身も移動ステージを作りながら小林幸子の姿を見ていたと思う。

    横浜を一人でぶらぶらするというのは実は初めての経験だった。横浜は東京からけっこう遠いと思いこんでいたのだけど、東急東横線に乗ったら渋谷まであっという間で驚いた。この距離ならばもっと気楽に寄れそうだと思った。

  • 病院説明会

    このあいだ岐阜県合同病院説明会というイベントがあったので私もお手伝いに行ってきた。つい半年前に就職活動をしてたはずなのに、今度は逆に募集する立場になっていて驚きだ。

    2014-10-25 11.45.11

    私の病院のブースは会場入ってすぐのとてもいい場所だったこともあって、昨年の2倍以上の学生が訪れて話を聞いてくれたみたいだ。

    2014-10-25 13.01.02

    自分のいる場所の魅力を伝えるというのは難しいものだ。長所も短所も実はよくわかっていないもので、学生に質問されるたびに答えに詰まった。そんなこと普段は考えていないのだから当然かもしれない。たまには考えてみるのも意味がありそうだ。

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    このところなにかと話題のうちわも配った。裏側には電話番号が入っているのだけど効果はあるのだろうか。

  • 升半「千代昔」

    名古屋の地下街でよく見かける「お詰めは?松柏園です」の「升半」を初めて買った。せっかくの升半デビューということで一番高い千代昔を買うことにした。升半は20グラムから量り売りしてくれて、千代昔は20グラムで2500円+税だった。

    masuhan

    いつものように薄茶で飲んだらなんだかぼんやりとした味でいまいちな感じだった。柔らかい口当たりなんだけど、印象に残らないような気がした。期待が大きかっただけにちょっと残念だ。

    matcha

    それではということで濃茶にしてみた。そうしたら打って変わってとても美味しく感じた。濃厚なコクがあって濃茶らしい味だった。濃茶用で売っている抹茶は濃茶で飲んだほうが美味しいものなのかなと思った。これまではなんとなく、濃茶用と売られている高めのお茶をあえて薄茶で飲むのが贅沢で美味しいんだなんて思っていたけれど、そうではないかもしれない。薄茶でうまいと思う味と、濃茶でうまいと思う味は違う。渋目のお茶が好きだから余計にそう感じるのだろうけど、これまでうまいと感じた薄茶は薄茶用で売られているお茶が多かったように思う。高ければうまいというわけでもないというのは個人的にはうれしいし面白いことだと思う。これからもっといろんなお茶を試してみようという気持ちが盛り上がってきた。

    升半茶店 地下鉄栄地下街店日本茶専門店 / 栄駅(名古屋)栄町駅久屋大通駅

    昼総合点

  • 枡野浩一「かんたん短歌の作り方」

    久しぶりに短歌を作りたい熱が出てきて、四年ほど前に買いあさった入門本などをまた読んでみた。当時も一度は目を通したはずなのだけど、その頃とはまた違ったふうに感じられて、久しぶりに良い読書をしたような気がした。

    何年も前にブログで書いたけれど、枡野浩一は私の好きな歌人の一人である。もちろん古典の中にもいい短歌はあるのだろうけど、やはり同時代に生きる人の作った現代短歌のほうが私にはぐっと深く心に突き刺さってくるのだ。現代短歌に惹かれる理由を私はまだはっきりと言葉に出来ないけれど、言葉で言い表せるなにかがあるはずだ。

    最後に、この本の「作り方」の中から特に心に残った言葉を少し紹介したい。

    • これしかない!という決定的な表現に辿りつくまで、迷うのをやめないでください。
    • 短歌以外の形式で表現したほうが面白くなる内容のものは、短歌にしては駄目です。
    • 特殊効果をつかうと意味ありげに見えてしまうけど、それは危険なワナです。
    • 共感を呼ぶ題材を見つけただけで終わってしまっている、というのが、世間によくある駄目短歌なんです。
    • 「面白いことを書く」から面白いのではない、「面白く書く」から面白いのです。