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  • CMのピアソラ

    アストル・ピアソラのタンゴが好きだという話は何度か書いたと思う。タンゴって黒猫のタンゴ!?って言われるときがあるけれど、違う。黒猫のタンゴが名前だけでなくて曲自身もタンゴなのかどうか私には分からないけれど、仮に本当にタンゴだとしてもそれは私の好きな種類のタンゴではない。ああそうか、あの社交ダンスの曲か?と聞かれるときもある。それも確かにタンゴだけど、たぶんそれも私の好みのタンゴとは違うとおもう。実は私は社交ダンスのタンゴを知らない。申し訳ない。

    私が好きなのはアルゼンチンタンゴという。タンゴと検索すると私の好みではない曲も混ざるので、アルゼンチンタンゴと検索してほしい。してほしいなんて言われても、他人の好みの曲になんて興味ないよと言われるかもしれない。だけど、間違えられるのもなにか嫌なので、こうして書いておくことにした。ちなみにアルゼンチンタンゴで検索すると、10回に1回藤原紀香がヒットして30回に1回杉本彩がヒットするのだけど、そこは私の好みとは関係ない。

    ピアソラで一番有名な曲はサントリーローヤルのCMで使われたyoutubeのこの曲で、この曲の入ったヨーヨー・マの「プレイズ・ピアソラ」というCDはピアソラブームの発端になったらしい。その話を聞いた時、有名人が演奏したのをきっかけに急にブームになるというのはどのジャンルでも起こることなのだと感心したものだ。

    もっとピアソラの、あるいはアルゼンチンタンゴのCDが欲しいと思うのだけど、CDショップに行ってもツタヤに行ってもタンゴコーナーなんてないし、アマゾンで買おうと思っても高いのでなかなか買えるものではない。それでもyoutubeにはいろんな曲のいろんなアレンジがあって楽しい。それだけで十分なのではないかと思うほどだ。有名な曲ほどいろんな人が演奏しているのはほんとうにうれしいことだ。

  • カンチブレーキは魅力的!

    cantilever brake カンチブレーキ

    私の愛車(といっても自転車の方)のビアンキ・ルポだけど、ブレーキが利かないらしい。ルポは一応、シクロクロス(サイクロクロス)ということになっているから、カンチブレーキが付いている。この写真の通りのスカスカな感じがシクロクロスらしさだから、私はこのままのほうがいいと思っている。

    このままとは言うものの、このKoreというメーカーのカンチブレーキは不人気みたいで、別のメーカーのカンチブレーキに交換したという人もいるようだ。でも、カンチブレーキ以外に替えたという話はあまり聞かない。きっとカンチブレーキのほうが似合っているからだろう。

    それに、そもそも自転車というのは急ブレーキをかけるというような乗り物ではない。止まろうと思ったら漕ぐのをやめていけば自然と減速するし、少しずつブレーキを掛けていけば自然に自転車は止まるものだ。ブレーキを掛けなくてもいいような場所を走ればいいのだし、ブレーキを掛けなくてもいいような走り方をすれば良いのだ。そんな気分でゆったり走ったほうが楽しいと思う。

    そういえば、「カンチ」という名前を自転車屋で初めて聞いた時、「東京ラブストーリー」を思い浮かべた。東京ラブストーリーは織田裕二(カンチ)と鈴木保奈美(リカ)がでてくる私の好きなドラマだ。いまだに自転車に空気を入れようとしてブレーキを見ると、小田和正の主題歌が頭の中に流れ始めることがある。そんなところもカンチブレーキの魅力だと個人的には思っている。

  • フイルムは楽しい

    FUJIFILM 35mm Color Negative Films

    EOS 55 が使えなくなってしまったので、カメラのある戸棚を整理した。未使用のフイルムや現像前のフイルムが奥のほうからいくつも出てきた。

    昔はコダックのフイルムが安いからよく買っていたのだけど、いつごろからかフジのフイルムを買うばかりになった。探してみたけれど、コダックのフイルムはすべて使いきったようで残っていなかった。フジのフイルムは幾つか出てきた。押入れまでは探していないけれど、実はけっこう溜まっているみたいだ。フイルムの安売りを見つけるたびに、使う予定もないのに買っていた頃があったから、その頃に買ってしまったものだろう。

    リバーサル(ポジ)だとかモノクロだとか、そんなものは買ったこともない。使い方もよくわからない。Pモードで適当にシャッターを押すだけなのだからフイルムにこだわりなんてない。こだわりがないからISO400ばかり買っていたし、一番安いものを買っていた。でも、ときどき期限切れで高級なフイルムが安売りしているとつい買ってしまうもので、高級だとおもうから使うのがもったいなくて、いまだに使えずに残っている。暗い場所ではISO800のフイルムを使うっていうことぐらいはさすがに知っているので予めそう決めている時はそういうフイルムを使う。デジタルみたいに1枚撮るごとにISO変えるなんてことはできないから36枚撮り終わるまでISO400だ。急に曇ってきたり、日が暮れたりしても、ISO400だ。ISO400なら暗くなってからでも十分撮影できるからね。もしもこだわって普段はISO100しか使わないなんていう人だったら、日が暮れるまでに36枚撮り切らないといけないだろう。(私なら勿体なくてフイルムの交換もできない。)いつでも使えるISO400はどこでも手に入るし、どこでも使える。私はISO400万能説の信者なのだ。

    フイルムといえば27枚撮りだとか36枚撮りだとかあるけど、(12枚撮りや24枚撮りというのもあったはず)、私は断然、36枚どり派だ。コンビニで現像するなら何枚どりでも同じ料金なのだ。同じならたくさん撮ったほうがお得だろうというのが理由だ。

    そんなフイルムがいくつか出てきたので写真に収めた。フイルムを写真に収めるというのはカメラを写真におさめるよりも変な感覚だ。APSフィルムも出てきたのだけど、箱から出すのがもったいないので今回は写真に撮らなかった。35mmのフイルムを4種類見つけたので撮ることにした。

    ここまで書いて疑問に思うのだけど、フイルムなのかフィルムなのか、大文字の「イ」か小文字の「ィ」なのかわからなくなってきた。個人的には読みも書きも大文字でフイルムが慣れているのでフイルムのほうがいい。

  • グッバイ EOS 55

    Canon EOS 55

    いいデジカメがないかと探している話を前回書いた。たしかにキヤノンのS95は良いカメラでサンプル写真もいちばん自分好みだったし、左手でリングを動かすなんてほんとうに面白いと思う。ニコンのP300も良いカメラで広角24mmやコマンドダイヤルなど操作感も自分に合う感じだった。でもなんだかピンと来るカメラではなかった。欲しいカメラがないのにカメラが欲しいからといってカメラを買うというのはヘンだ。

    このところ調子の悪かったキヤノンのEOS55を持ってカメラ屋にいった。面白いカメラありますかと聞くきっかけにするつもりだった。だがなんと、EOS55は調子がわるいだけではなくて故障していたのだと分かった。シャッター幕を交換したほうがいいそうだ。もともと中古でみつけたカメラだから手元に入れた時点でのコンディションもよくわからない。だけど交換しなければならないなんて想像もしていなかった。1万円以上かかりそうだということで、残念だけど修理はしないことにした。グッバイEOS55。

    EOS55は50mmのレンズを付けていて楽しいカメラだった。ピントがピタっと合ってくれて頼もしかった。期限切れ間近の叩き売りフイルムを使ってコンビニで現像するという素人丸出しの使い方なのに、いい色が出てくれる大好きなカメラだった。一眼レフのくせにPモードしか使ったことないんだけど、いっぱいボタン付いているのがかっこよくて好きだった。シャッターを切った時の「バタコン!」っていう感触も好きだったし、今ではないツートンカラーなのも好きだった。シャンパンゴールドというところも本当に好きだった。

    フイルムはしばらくコンパクトカメラで消費しようか。壊れてしまうと、一眼レフが欲しくなるんだよね。デジタル一眼レフでおもしろいのを探すか、またフイルムの中古で面白そうなものを探すか。悩みが増えてしまった。